全国的に猛暑日が続く今年の夏。都市部では連日35度を超える気温が当たり前になり、少しでも涼しい場所を求めて「避暑旅」を計画する人が増えています。避暑といえば軽井沢や北海道が定番ですが、2025年は新しいスタイルや意外なエリアにも注目が集まっています。今回は都道府県別に、旬な避暑スポットを紹介します。
1. 【長野県】白樺湖周辺でグランピング避暑
長野県中部に位置する白樺湖は標高約1,400m。真夏でも最高気温が25度前後と快適で、湖畔の風が心地よい場所です。近年はグランピング施設が充実しており、冷暖房完備のテントやコテージで快適に宿泊可能。カヌーやSUP(スタンドアップパドルボード)など湖のアクティビティも楽しめます。夜は星空の下で焚き火とBBQ——まさに夏のご褒美時間です。
2. 【群馬県】草津・万座温泉で「涼しい湯浴み」
群馬県の万座温泉は標高1,800mに位置し、真夏でも朝晩は長袖が必要なほど涼しいのが魅力。硫黄濃度の高い乳白色の湯に浸かれば、日々の疲れも一気に解消されます。日中は近くの渋峠や白根山周辺で森林浴、夜は静かな温泉街でゆったり過ごすのがおすすめ。避暑と温泉の両方を楽しめる贅沢なプランです。
3. 【北海道】美瑛・富良野で「青と紫の絶景」
北海道の美瑛町にある「青い池」は、コバルトブルーの水面と白樺林のコントラストが美しい絶景スポット。夏でも気温が20度前後と涼しく、快適に散策できます。近隣の富良野では、7月〜8月にラベンダー畑が見頃を迎え、紫のじゅうたんが広がります。道東では釧路湿原や阿寒湖でのカヌー体験も人気で、爽やかな風を感じながら北海道ならではの自然に浸れます。
4. 【長野県・軽井沢】アートと涼の融合
長野県軽井沢町は、避暑地の王道スポットとして不動の人気を誇ります。標高1,000m前後の高原気候で、東京から新幹線で約70分とアクセスも抜群。今年は「文化と涼」を組み合わせた旅が注目されており、軽井沢ニューアートミュージアムやガラス工芸体験など、美術やクラフトに触れながらゆったり過ごすスタイルが増えています。
5. 【岐阜県】奥飛騨温泉郷で静かな夏
岐阜県北部の奥飛騨温泉郷は、平湯・福地・新穂高など5つの温泉地の総称。標高が高く、昼間でも涼しく過ごせます。特に新穂高ロープウェイから眺める北アルプスの絶景は圧巻。登山やトレッキングを楽しんだ後に温泉で汗を流せば、心身ともにリフレッシュできます。
6. 【東京都】奥多摩で手軽な日帰り避暑
遠出が難しい人には、東京都西部の奥多摩町がおすすめ。新宿から電車で約2時間で到着でき、渓谷沿いの遊歩道やカヤック体験、川沿いのカフェで涼しい時間を過ごせます。日帰り温泉施設も点在しており、短時間でも自然と涼を満喫できます。
7. 【大阪府】能勢の里山リゾート
大阪市内から車で1時間ほどの能勢町は、標高約400mの山間に広がる里山エリア。夏でも朝晩は涼しく、近年は古民家カフェや宿泊施設が増えています。川遊びやハイキングの後、地元の野菜を使ったランチを味わうのが定番コースです。
避暑旅を快適にする3つのポイント
- 羽織もの必携:標高の高い場所は夜10度前後まで下がることも。
- 虫対策を忘れず:避暑地でも蚊やアブは元気。虫除けスプレーや長袖で防御。
- 混雑回避:人気スポットは午前中が狙い目。特に夏休み期間は早出発が吉。
まとめ
2025年の避暑旅は、定番スポットに加えて「近場」「文化体験」「温泉」など、多彩なスタイルで楽しめます。長野や北海道の雄大な自然から、東京都奥多摩や大阪能勢の手軽な日帰り避暑まで、自分のスケジュールや予算に合わせて選べるのが魅力。今年の夏は、涼しい風と美しい景色に包まれる特別な時間を過ごしてみませんか。